バキ

90点


「グラップラー刃牙」の続編。最強を目指す少年範馬刃牙を含む東京ドーム地下闘技場正戦士たちと死刑囚たちの戦いを描いた作品。

作者の描くこと一つ一つになにかの「説得力」みたいなものを感じる。それは作者自身「強さ」ということを知っているからだと思う。アクション漫画は世に腐るほどありますけどこの漫画のアクションは動き一つ一つに「説得力」がある。もっとわかりやすく言うと「躍動感」みたいなものがある。実際見ていると作者は筋肉の動きを良く捉えているのがわかるはずだ。動き全てが偽りではないことを物語っている。

もちろんリアルなところはそれだけではない。普通食事をするとき一般の漫画では「ガツガツ」という擬音を使いがちだが、この漫画の場合は「スク・・・モニュ・・モニュ」。なんとなくリアル感がある。食事しているときの音を聞いてるとさすがに「ガツガツ」とは聞こえない。けど「モニュモニュ」はなんとなくわかる。歯でやわらかいものを噛んでいるのがなんとなく伝わってくる。いや、「ガツガツ」という擬音を否定しているわけではないが。

そんなリアル感はセリフにもなって飛び出る。よくキャラが叫ぶとき語尾に「ッッッ!!!」というのを使いがちですが、これは無意味ではなくちゃんとしたリアルがそこにはある。「ッッッ」というのは勢いを出している。口には出していないが、これでセリフに勢いをつけている。猛スピードでつっこんで来たセリフに急ブレーキをかけるような感じがわかるはずだ。さらに「!!」をつけることで気分は倍増するはず。

さすがに格闘漫画なので残酷な描写も多いですが、「強さ」にあこがれる人はぜひ読んでほしいです。あと「グラップラー刃牙」を読んでないとわからない事だらけだと思うので「グラップラー刃牙」もぜひ読んでください。僕は両作品を強くお勧めします。